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column 2020.7.7
 
シリーズ:わたしの家探し
第3回 街派ライターさんが、郊外の中古戸建を買った理由。
金沢R不動産
 

みんなの“家探しストーリー”をオンラインでうかがうインタビュー連載の第3回(前回の記事はこちら)。長年、車を持たず “街なか暮らし”を満喫していたライター・吉岡さんが、金沢中心部から車で30分ほど離れた能美市に中古戸建を購入しました。なぜ想定していなかった郊外に?心境の変化やその後のライフスタイルについてうかがってきました。

吉岡大輔さん。静岡県の出身。中学生のときに石川県に移住。現在はフリーライターとして活躍。

「街なか」 or 「郊外ならどこでも」

――ご無沙汰しています。背景のお部屋は、ご購入いただいたご自宅ですよね?

「そうです。仕事場としてつかっている、一階の玄関入ってすぐの部屋です。取材や打ち合わせに出るとき以外はここにいることが多いですね。今や趣味部屋と猫部屋も兼ねています(笑)」

吉岡さんの仕事部屋。玄関のすぐ横なので、自転車も収納しやすい。

――素敵に住まわれているのが伝わってきます。では、早速ですが購入までの経緯を改めてお聞かせください。ご結婚を機にこちらの物件をご購入いただきましたが、当初から中古戸建で探されていたのでしょうか?

「いえ、最初はマンションで、それも金沢の中心地に絞って探していました。独身時代から金沢では賃貸マンション住まいで、自動車も所有していませんでした。僕自身街なか暮らしが気に入っていましたし、郊外に住むことは当時考えてもいなかったんです。

けれど、マンションだとひとつ難点があって。猫が飼えない物件が多いんですよ。元々妻が猫を飼っていたのと、僕も猫好きだったのでそこは外せないポイントでした。そこで、マンションにこだわらず中古戸建にも視野を広げて探し始めたら、いきなり金沢R不動産のサイトでこの物件と出会って」

「木に包まれた大人ロッジ」として金沢R不動産HPに掲載されていた物件。

掲載時の物件。空間全体が“木々(もくもく)しい”(※スタッフの造語です)。

――元々「街なか暮らし派」だった吉岡さんが、能美市の物件を購入されたのはなぜですか?

「建物自体に惹かれた、というのが一番の理由ですが、僕の中では『街なかじゃないのであれば、どこでも』という感じでした。車を買わなきゃいけないことには変わりないですし、アクセス的にも加賀産業道路を使えば金沢の中心部まで車で30分ほど。金沢市内でも自然が多いエリアだと時間的に変わらないんですよね」

能美市の物件近くのビュー。「周りを気にしなくて良いし、ほんとに静か」と吉岡さん。

“家”に縛られず柔軟に生きるために

――マンションや中古戸建で探されていたのはなぜですか?

「もちろん新築一戸建てという選択肢もありましたが、僕に“新築を買う勇気”がなかったというか。フリーランスとして働いているので、フレキシブルに動ける環境を保っておきたかったんですよね。地元がこちらじゃないというのもありました。ドンッと一軒建ててしまうと、やはり家に縛られるイメージがあって、新築には躊躇していました」

――物件購入にあたって、奥さんのご感想は。

「妻は当初新築派だったんですが、この物件と出会って『ここならいいね』と。ただ、妻の勤務先が金沢市内だったので、会社との距離感にちょっと迷っていましたけど、そこは僕が口説きました(笑)。今は夫婦で一台ずつ車を所有しています」

テーマは「猫と暮らし、畑を育てる」

――内見いただいてからすぐにご契約いただいたのですが、即決された理由はありますか?想定していた条件が合った、など。

「というより直感的に決めましたね。予算的なものは、元々あまり厳密には設定していませんでした。物件をここからリフォームしたらいくらかかるか概算して『この額ならいけるね』という判断で」

現在のリビングの様子。「この光の入り方がポイントでした」と吉岡さん。(写真提供:吉岡さん)

――「直感で決めた」とおっしゃるポイントはあったのでしょうか?

「無垢素材が気に入った、というのはまずひとつあります。元々、もし家を建てるなら木の素材感ある家にしたいという理想があったので。けれど、実際には無垢だと費用もかかるので、リビングだけといった部分的な使用が現実的かなとは思っていました。だから、こんなにも家全体に無垢材がふんだんに使われている家を見て、これは即決しないといけないなと。あと、家探しの条件として『猫と暮らし、畑を育てる』が僕らの中でのテーマでした。そういう意味では、だいぶ今回の物件はハマってましたね」

リビングで寛ぐニャンちゃんズ。

――畑をされたかったんですね。

「マンションに住んでいたときからベランダで家庭菜園はしていたんです。この家は庭の面積も広かったので、念願の畑もできちゃうねと。畑は基本的に妻に任せているんですけど、妻の両親も農作業をするので、色々相談したり親とのコミュニケーションツールにもなっているようで楽しそうです」

吉岡さん自宅庭での畑。きゅうり、なす、トマト、唐辛子などを育てているそう。(写真提供:吉岡さん)

――猫ちゃんたちは新しいお家を気に入っていますか?

「楽しそうですよ。猫も狭いところだとストレスが溜まりますけど、この家はその点心配がない。わざわざキャットウォークをつくらなくても、書棚や梁が彼らの遊び場になってます」

元々あった造作の書棚に少し手を加えてキャット・ウォークとして活用。(写真提供:吉岡さん)

むき出しの梁は猫たちの格好の遊び場。(物件掲載時の写真)

考えて建てられた家には、時が経っても価値がある

――ご結婚に伴うご新居としての購入でしたが「中古物件」ということは特に気にならなかったですか?

「築18年の割に綺麗だなという印象でした。あとやはり無垢素材なので、傷も良い具合に “味わい”になっているというか。水回りだけ新しいものに入れ替えましたが、元が良いので後はほとんど手を加えていないんです。シロアリなど経年劣化で心配だった点はタナカさん(金沢R担当スタッフ)にお願いして調査してもらいましたが問題なく安心しました。住宅ローン減税が適応される築年数だったのもひとつポイントでしたね」

――職住隣接の働き方、このコロナ下でうらやましい限りです。

「確かに家の中に仕事できるスペースがしっかりあるのは重宝しています。この部屋以外にも書斎スペースがあって、そこで仕事ができるようになっていたんです。
新型コロナの感染拡大で妻が1ヶ月間ほどテレワークしていた時期があったのですが、そういったイレギュラーな状況でも互いに干渉せず集中して仕事ができていました。時勢的にテレワークが一般化してきているのも、郊外に住む僕としてはありがたいですね」

コンパクトな書斎スペースがコロナ下で活躍。

住まいを変えると、文章の雰囲気まで変わる?

――街中暮らしから郊外に移られて、ライフスタイルに変化はありましたか?

「まず移動手段が変わったのは大きいですね。買い物行くのも、金沢じゃなくて小松方面に行くことが増えました。あとは、飲みに行くより、家でお酒を飲むことが格段に増えましたね。庭も広いのでBBQをしたり。近所に美味しいシャルキュトリーもあるので、買っておくと友人達に喜ばれます。
街中で飲む予定があるときは、宿をとってます。金沢でも安く泊まれるホテルが増えたので。あとは野々市にある実家を頼らせてもらったりしてなんとかなってます」

――情報を扱うライターさんのお仕事。街から離れると入ってくる情報量の変化などに問題はなかったですか。

「そういう意味では、確かに衰えている部分もあるのかもしれません。ただ、逆に自然や自分の生き方など、これまでは気付けなかったようなことにも目を向けられるようになったんですよね。なので、全体としてはプラスになっているのかなと。最近自分の文章の雰囲気も変わってきたのを感じています。ちょっと丸くなったというか」

吉岡さんは地元メディアの仕事をはじめ、県外のクライアントからのライティングなども受けていらっしゃいます。

――生き方への気づきとは?

「こちらに住みだしてから、農業や酒造りといった“ものづくり”の現場が身近になり興味が湧いてきて。ライターの仕事だけに固執しなくても別にいいんだ、と思えるようになったんですよね。季節労働であったり、ダブルワークやトリプルワークを取り入れていった方が、きっと本業の身にもなる。コロナの一件もあり、これからはリスクヘッジも大切ですしね。こっちに住んでなかったら、こういう考え方にはなってなかったと思います」

ジョギングとサイクリング天国

――ご趣味の自転車やランニングは今も楽しまれていますか。

「移動は車に乗ることが増えましたが、趣味としての自転車も楽しんでますよ。最近は友人と「キャニオンロード」(お隣白山市の自転車専用道路)を走ってきました。
ジョギングをするときも、ここは車を気にしなくていいのは地味に嬉しいです。やっぱり横断歩道での信号待ちが多いとテンション下がるじゃないですか(笑)」

春には桜並木も美しい「ブルーミングロード」。鈴木選手(能美市出身の競歩選手)も練習していたという逸話がある道路です。(写真提供:吉岡さん)

前物件オーナーとの交流も

――なんと、この物件の売主さんにも以前お仕事で取材されているんですよね。

「そうなんです。日本酒のお店をされているので、今も年に数回飲みにうかがっています。『冬の備えはこうしておいた方がいい』など家についてのアドバイスを色々いただいています」

吉岡さんが執筆した元物件オーナー・山上さんの記事(出典:ウェブマガジン『BONNO』)。山上さんが営むお店「日本酒バル 金澤酒趣」もタナカが仲介させていただいたこともあり、R不動産ならではのご縁といえます。

――「身軽でありたい」という想いに、家を購入されてから変化はありましたか?

「 そうあるための準備をしておきたいとは今も思っています。理想は60歳までにローンを払い終わって、今度は街なかに住み直すのもいい。
でも実際に自分の家を持ってみると、やはり良いものですよね。春はブルーミングロードの桜も綺麗ですし、夏は川北花火もよく見えます。これから少なくとも十数年はこの家に住むと思うので、毎年楽しみを見つけていけたら」

(以上インタビューより)
==============

マイホーム暮らしを満喫しながらも、まだ見ぬ将来への柔軟性は担保する。吉岡さんのバランス感覚が光る「家探し」ストーリー。この絶妙なラインを現実化できたのも「価値ある中古物件」だからともいえるのではないでしょうか。

ちなみに今回の物件、他の不動産屋さんで掲載されていましたが、売主さんの店舗仲介をさせていただいたご縁で「金沢R不動産」にも掲載させていただき、すぐにご成約となりました。立地や駅からの距離といった従来のスペック評価にとらわれず、一つ一つの物件をストーリーごと紹介するR不動産だからこそ、能美市は対象エリア外だった吉岡さんにも見つけていただかたのかなと(手前味噌ですみません)。
金沢R不動産では物件掲載のご依頼もお待ちしております。詳しくは「物件オーナーの方へ」をご覧ください。

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