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ショーケースたちは、待っている。 |
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金沢市の犀川南岸の高台に位置する寺町は、金沢三寺院群のなかで最も規模が大きく、約70もの寺社が集まる歴史あるまち。毎週土曜、夕空に鳴り響く梵鐘は「残したい日本の音風景100選」にも選ばれています。 今回は、そんな歴史ある寺町通りの一角に建つ貸家をご紹介します。 「窪化粧品店」という看板が残るこの物件。かつては化粧品をはじめ、ファッション小物や日用品にいたるまで、幅広いジャンルの商品を販売する地域密着型のお店だったそうです。 今年の2月11日、12日には、SWAY DESIGNさんによって「元化粧品店」というイベントが開催されました。 扉を開けると、昭和レトロなショーケースたちがお出迎え。センスあふれるフォントにもぜひご注目ください。イベント時には物件から発見された残置物が展示され、今もそのまま並んでいます。 光るショーケース、床や壁紙のキュートな模様…「レトロポップ」という言葉がぴったりな内装からは、おしゃれで活気あふれるお店であったことが想像できます。 店舗を奥に進むと、どこか実家やおばあちゃんの家のような懐かしさが漂う住居部分へ。 コンパクトですが浴室とトイレも完備。壁と床でそれぞれタイルを使い分けているところ、なんとも素敵です。浴室は修繕が必要ですが、DIYの工事でもOKだそう。 2階へ。階段を上った先には六畳一間の和室があり、バルコニーはサンルームとしても使えそうです。ここではイベント中、DTM(パソコンを使って音楽を作成・編集すること)が行われたそう。こもって作業するにもちょうど良いお部屋です。 和室の反対側は、自然光が優しく差し込む広いアトリエになっています。こちらのアトリエでは、イベントの際、元家主の画材や描いた絵画を用いてライブペイントが行われたそうです。 絵具やペンキを使ったペインティングと、元の絵画との間にギャップを感じながらも、時を越えたコラボレーションであることを知ると、感慨深いものがあります。 和室とアトリエの間、元家主の描いた絵画が残る部屋にあるはしごのような階段を上ると、そこには屋根裏部屋が。窓も付いていて高さも十分にあります。秘密基地にもってこいの、妄想が広がる空間です。 オフィスもよし、住宅もよし、シェアハウスもよし、アトリエに使うもよし、もちろん店舗もよし…ポテンシャルの高いこの物件。どんな活用のかたちであっても、これからも地域に愛される場所であってほしいと願います。 ノスタルジックな店内で出番を待つショーケースたち。 あなたなら何を並べますか? |
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レトロなフォントも見逃せない。 |
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あちこちに貼られたシール。一体誰が貼ったのだろうか…遊び心を感じる。 |
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賃料 | 建物面積 | 115.89㎡ | |
敷金 | 1ヶ月 | 礼金 | 1ヶ月 |
償却 | なし | 管理費 | 5,000円 |
所在地 | 石川県金沢市寺町 | ||
交通 | 北鉄バス 寺町2丁目 徒歩1分 | ||
建物構造 | 木造 2階建て | 所在階 | |
築年 | 1980年 | 取引態様 | 媒介 |
設備 | |||
備考 | 賃料:現況の場合、【商用】月60,000円【その他】月50,000円/設備負担・改装等は応相談(貸主の承諾を得て行った部分は現状回復義務なし)/住居兼事務所可/1階・路面/要火災保険契約 | ||
情報修正日時 | 2023年5月23日 | 情報更新予定日 | 2025年5月14日 |